Oracleユーザーを作成

※ポイント※
     ユーザー作成時に指定できるオプションと、ユーザーに対するリソース制限。

 ユーザーの作成 

ユーザーを作成するための基本構文:

CREATE USER ユーザー名
IDENTIFIED BY パスワード
[DEFAULT TABLESPACE デフォルト表領域]
[TEMPORARY TABLESPACE 一時表領域];

ユーザー名以外は作成後に変更することも可能。ALTER USERコマンドを使用する。

[ ]で囲んだものは省略が可能。
省略時は、それぞれデータベースレベルで設定されたデフォルト値が使用される。

デフォルト表領域:
ユーザーがセグメントを作成するとき、明示的に指定しない場合に使用される表領域


一時表領域:
ディスクソートなど一時的な領域が必要な場合に使用される表領域

 領域割り当て制限(QUOTA) 

領域割り当て制限(QUOTA)は、ユーザーがセグメントを作成する場合、
対象となる表領域にどこまで領域を使用してよいかを設定するものである。
デフォルトでは一時表領域を除き、どの表領域にも領域確保ができないようになっている。

領域割り当て制限を設定するには、Enterprise ManagerもしくはCREATE USER文、ALTER USER文を使用する。

{CREATE | ALTER} USER … QUOTA サイズ ON 表領域名;

サイズに「UNLIMITED」を指定した場合、無制限に表領域が割り当てられる。

また、UNLIMITED TABLESPACEシステム権限が付与された場合、QUOTA設定は無視され、
すべての表領域に対して無制限の領域割り当てが行われる。
UNLIMITED TABLESPACEシステム権限は、RESOURCEロールを付与した場合にも同時に付与される。

 リソース使用量の制御 

プロファイルは、データベースとインスタンスに対するリソース制限のセットに名前を付けたものである。
すべてのOracleユーザーには1つのプロファイルが割り当てられている。
明示的にユーザーにプロファイルを設定しない場合、DEFAULTプロファイルが割り当てられる。

DEFAULTプロファイルは、独自に作成するプロファイルの基礎セットとしても使用できる。

プロファイルを使用したリソース制限を行うためにはRESOURCE_LIMIT初期化パラメータをTRUEにする必要がある。
RESOURCE_LIMIT初期化パラメータがFALSEの場合、プロファイルの制限は無効になる。

プロファイルを使用してパスワードを管理することもできる。

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